1. 全体像
- フランス南西部に位置する世界的産地。
- 左岸(メドック)=カベルネ・ソーヴィニヨン主体、右岸(サン・テミリオン・ポムロール)=メルロー主体。
- 赤が約85%、白・甘口(ソーテルヌ)・発泡も生産される。
- 川と地形、海洋性気候の影響でテロワールの差が明確。
2. 格付け・構造
- 左岸:メドック(1855年格付け)
- 1級:ラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴー、ムートン・ロートシルト、オー・ブリオン(ラフィラトムオブ)
- 2級:レオヴィル・ラスカーズ、ポイヤック、ピション・ロングヴィル、グリュオ・ラローズ、モンローズ(レオポピグモ)
- 3~5級:数が多いが、主要3級を覚える
- 右岸:サン・テミリオン格付け
- 特別第1級A:シュヴァル・ブラン、オーゾンヌ(シュオ)
- 特別第1級B:アンジェリュス、パヴィ(アンパ)
- 第1級:カノン、ラ・ガフリエール、トロタノン(カラト)
- 第2級:ヴァランドロー、フォンプレット
- 甘口:ソーテルヌ
- 特別第1級:シャトー・ディケム
3. 主要産地
- 左岸(メドック):カベルネ主体、1級~5級格付けあり
- 右岸(サン・テミリオン、ポムロール):メルロー主体、格付け制度あり
- グラーヴ、ペサック・レオニャン:赤・白ワイン両方あり
- ソーテルヌ・バルサック:甘口ワイン専門
4. ブドウ品種
- 赤:カベルネ・ソーヴィニヨン(左岸)、メルロー(右岸)
- 白:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
- 甘口(ソーテルヌ):セミヨン主体
5. 覚え方・語呂合わせ
- 左岸1級5シャトー:ラフィラトムオブ
- 左岸2級代表:レオポピグモ
- 右岸特別第1級A:シュオ
- 右岸特別第1級B:アンパ
- 右岸第1級代表:カラト
- 左岸=カベルネ、右岸=メルロー
6. 試験対策ポイント
- 左岸1級シャトーは必ず覚える
- 右岸特別第1級A/Bも頻出
- 左岸・右岸のブドウ品種をセットで理解する
- ソーテルヌのシャトー・ディケムも押さえる
- 格付け制度の特徴(1855年格付け・更新制など)を区別して理解
💡 まとめ
- ボルドーは「左岸・右岸・甘口」を軸に整理すると理解しやすい
- 表+語呂合わせを活用して覚えると試験直前でも効率的
- ブルゴーニュまとめと併せると、フランス主要赤白の全体像が一目で把握可能
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