飲食業界って「華やか」「カッコいい」と思われる一方で、実際に働いてみると見えてくる現実もあります。
ここでは僕自身の経験を通して、飲食業界のリアルを少しまとめてみます。
専門学校を出てからのスタート
僕は 辻調理師製菓衛生師専門学校のダブルライセンスクラスを卒業しました。
調理も製菓も学べる環境で、「幅広く作れる料理人」になるきっかけになりました。専門学校に通ってみてのリアルはこちら
卒業後は大阪市内のホテルへ。
レストラン、バイキング、宴会と配属が変わりながら、大量調理からコース料理まで幅広く経験できたのは大きな財産でした。
現場ごとの違い
ホテル(4年)
- 大量調理・宴会・レストランと幅広い仕事
- 体力は必要だけど、基礎をしっかり
- ホテル勤務のリアルはこちら
ピッツァリア(2年)
- 専門店ならではのスピード感とチームワーク
- 生地や窯の扱いなど、専門性が深い
- ピッツァリア勤務のリアルはこちら
居酒屋(2年)
- とにかくお客さんとの距離が近い
- 提供スピード、コスト感覚、現場対応力が鍛えられる
- 居酒屋勤務のリアルはこちら
イタリアン(2年目)
- 本格的な調理とサービスの両立
- ソムリエ資格を活かして、料理とワインのペアリングを提案できる楽しさ
- イタリアン勤務のリアルはこちら
飲食業界の良いところ
- 料理を通じて人を喜ばせられる瞬間がある
- いろんなお店を渡り歩くとスキルの幅が広がる
- ソムリエや資格を組み合わせれば、キャリアの選択肢が広がる
大変なところ
- 労働時間が長く、不規則になりやすい
- 体力勝負(立ちっぱなし・重い仕込みなど)
- 給料はスタート時は高くないことが多い
これから飲食業界を目指す人へ
- 「やってみたい!」という気持ちが一番の武器
- 最初はとにかく 続けること・学び続けること が大事
- 「料理+ワイン」「調理+サービス」みたいに掛け算できると強い
まとめ
飲食業界は正直しんどい部分も多いけど、人を笑顔にできる仕事です。
料理もワインも好きな自分にとっては、しんどさ以上に「やってよかった」と思える瞬間があります。
このブログでは、そんなリアルをもっと深掘りして発信していきます。
🍷結びの言葉
飲食業に限らず、どんな職場にも自分に合わない人はいます。
昔ながらの「サービス残業」「早仕込み」「先輩への過度な気遣い」を“時代だから仕方ない”で片づけるのはもう違う。
仕事は人と人との関わり合いの中で成り立つからこそ、客観的に物事を見られる力が大事です。
そして、将来自分が後輩や部下を持ったときに「今の自分と同じことをされたらどう感じるか?」を想像してみてほしい。
10年ほど現場で働いてきて思うのは、要領よくこなす人と、意欲をもって挑戦する人との差は年々大きく開いていくということ。
どう評価され、どう成長していくかは、結局すべて「自分の責任」です。
もし今の環境に違和感や不満を感じるなら、
- 最初から制度の整った職場を選ぶ
- 自分で働きやすい環境をつくる努力をする
- あるいは、自分で経営して理想を形にする
そういった道を選ぶこともできます。
大切なのは、周りのせいにせず「自分の選択で未来を決める」こと。
その積み重ねが、必ず自分の力になります。