① 地域の位置づけ
- ボルドーの南~ピレネー山脈にかけての広大な地域。
- ボルドーと同じ品種もあれば、独自の土着品種も多い。
- 試験では「ボルドーの影響+土着品種の特徴」がポイント。
② 気候・地形の特徴
- 大西洋とピレネーの影響を受け、エリアごとに多様。
- ボルドー寄りは海洋性気候、内陸部は大陸性の影響が強くなる。
- 川沿いのテロワールが重要(ガロンヌ川、ロット川)。
③ 主要ブドウ品種
- 黒ブドウ:マルベック(カオール)、タナ(マディラン)、メルロー、カベルネ・フラン
- 白ブドウ:グロ・マンサン、プティ・マンサン(ジュランソン)、モーザック
- 「ボルドー系+土着品種」の組み合わせ。
④ 主な産地・AOC
- カオール(Cahors):マルベック主体の濃厚な赤。「黒ワイン」と呼ばれる。
- マディラン(Madiran):タナ主体のタンニン豊富な赤。
- ジュランソン(Jurançon):プティ・マンサン主体の甘口白ワインが有名。辛口もある。
- ガイヤック(Gaillac):古い産地で、モーザックや地場品種を使用。
- ベルジュラック(Bergerac):ボルドーに近く、似た品種・スタイルのワイン。
⑤ 試験で押さえるポイント
- カオール=マルベック=黒ワイン
- マディラン=タナ=強いタンニン
- ジュランソン=甘口白=プティ・マンサン
- 南西地方は「ボルドー系と土着品種の両立」がテーマ。
⑥ 語呂合わせ(例)
「黒いマルちゃん、タナかんだら甘ジュラン」
→ 黒ワイン=カオール=マルベック
→ タナ=マディラン
→ 甘口白=ジュランソン
⑦ まとめ
南西地方は 広いが、出題ポイントは絞られる のが特徴。
- カオール=マルベック(黒ワイン)
- マディラン=タナ
- ジュランソン=プティ・マンサンの甘口白
- 「ボルドーの隣」という立ち位置も重要
この3つを中心に覚えれば試験対策は十分。

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