🍇 地理と特徴
- イタリア最北西端、フランスとスイスに隣接。
- アルプス山脈の谷間に位置し、高地冷涼気候。
- 生産量はイタリア最小クラス。ほぼすべてが「ヴァッレ・ダオスタDOC」としてまとめられている。
🍷 ワインの特徴
- 標高が高く、昼夜の寒暖差が大きい → 酸がしっかりしたフレッシュな味わい。
- 赤・白ともに少量生産だが、品質は高い。
- 地元固有品種が多く、個性豊かなワインが多い。
🌿 主なブドウ品種
| タイプ | 品種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 赤 | ピコテンドロ(=ネッビオーロ) | 軽やかで酸があり、ミネラル感強め |
| 赤 | ペティ・ルージュ | この州を代表する在来種。フルーティでチャーミング |
| 白 | プリエ・ブラン | 標高1200m近いブラン・ド・モルジェ産。高酸・フローラル |
| 白 | モスカート・ビアンコ | 芳香高く、甘口にも辛口にも使われる |
🏔 主なサブゾーン(DOC内区画)
- Blanc de Morgex et de La Salle(ブラン・ド・モルジェ・エ・ド・ラ・サル)
→ プリエ・ブラン種、標高1000m超。爽やかで繊細な白ワイン。 - Torrette(トレット)
→ ペティ・ルージュ主体。軽やかな赤で地元消費中心。 - Enfer d’Arvier(アンフェール・ダルヴィエ)
→ 名前の意味は「地獄の谷」🔥。日照強く、力強い赤。
🧭 まとめ(飲食店のリアル風)
北イタリアの端っこで作られる“知られざる山のワイン”。
生産量こそ少ないけど、酸とミネラルが際立つワインが多く、レストランでも扱うと“通っぽさ”が出る。
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