🧭 基本情報
- 正式国名:ジョージア(Georgia)
- 首都:トビリシ(Tbilisi)
- 旧称:グルジア(2015年より日本政府が「ジョージア」表記に統一)
- 面積:日本の約1/5
- 気候:黒海性・大陸性気候の混在(高山〜沿岸部まで多様)
- 生産量:世界20位前後
- 白:約70% / 赤:約30%
- 「ワイン発祥の地」と呼ばれ、8000年以上の歴史を持つ
🍯 ジョージアのワイン文化
- 世界最古のワイン醸造遺跡(約8000年前)=クヴェヴリの壺が出土
- ワインは「神への供物」「日常の食文化」両方に根付く
- 2013年:クヴェヴリ製法がユネスコ無形文化遺産に登録
🏺 クヴェヴリ(Qvevri)製法とは?
| 項目 | 内容 |
|---|
| 概要 | 地中に埋めた素焼きの甕(クヴェヴリ)で発酵・熟成 |
| 発酵 | ブドウの果皮・種子・時に梗ごと発酵(アンフォラ的) |
| 熟成期間 | 数ヶ月~1年ほど、自然な温度変化の中で熟成 |
| 特徴 | 自然酵母発酵、酸化防止剤少なめ、オレンジワイン色の白ワインが多い |
| 味わい | 厚み・渋み・スパイス感、酸が高くタンニンも感じる |
| 色 | 白でも濃いオレンジ色(いわゆる「アンバーワイン」) |
🔸現地では**「アンバーワイン」=白ワインの伝統的スタイル**として分類されます。
🗺️ 主な産地(旧ソ連時代の区分も含む)
| 地域 | 特徴 | 代表品種 |
|---|
| Kakheti(カヘティ) | 東部最大のワイン産地(全生産の約70%) | ルカツィテリ(白)、サペラヴィ(黒) |
| Kartli(カルトリ) | 中央部。スパークリング・軽快タイプ。 | チノリ、ゴリス・ムツヴァネ |
| Imereti(イメレティ) | 西部。雨多く冷涼。軽やかな酸味。 | ツィツカ、ツォリコウリ |
| Racha-Lechkhumi(ラチャ=レチフミ) | 山岳地帯。甘口赤の銘醸地。 | アレクサンドルウリ |
| Adjara / Guria(アジャラ/グリア) | 黒海沿岸。少量生産。 | ツォリコウリなど |
🍇 主なブドウ品種
🍏 白ブドウ
| 品種 | 特徴 | 主要産地 |
|---|
| Rkatsiteli(ルカツィテリ) | 代表白品種。酸高く長熟向き。 | カヘティ地方 |
| Mtsvane Kakhuri(ムツヴァネ・カフリ) | アロマティック。ルカツィテリとブレンドも。 | カヘティ地方 |
| Tsolikouri(ツォリコウリ) | 柔らかで中庸な酸。 | イメレティ地方 |
| Titska(ツィツカ) | フレッシュで軽快。 | イメレティ地方 |
| Chinuri(チノリ) | スパークリング向き。 | カルトリ地方 |
🍷 黒ブドウ
| 品種 | 特徴 | 主要産地 |
|---|
| Saperavi(サペラヴィ) | ジョージア代表赤。色濃くタンニン強い。果肉も着色(ティントゥーリア)。 | カヘティ地方 |
| Aleksandrouli(アレクサンドルウリ) | 甘口赤に使われる芳香系品種。 | ラチャ地方 |
| Ojaleshi(オジャレシ) | 芳醇でスパイシーな赤。 | 西部地方 |
🍷 代表的ワイン・スタイル
| ワイン名 | タイプ | 特徴 |
|---|
| Saperavi(サペラヴィ) | 赤 | 黒果実・スパイス・濃厚なタンニン。長熟。 |
| Rkatsiteli Qvevri | 白(アンバー) | ドライアプリコット・蜂蜜・タンニンを感じる辛口。 |
| Kindzmarauli(キンズマラウリ) | 赤・セミスイート | サペラヴィ主体。やや甘口。 |
| Khvanchkara(クヴァンチカラ) | 赤・甘口 | アレクサンドルウリ主体。芳醇で人気。 |
| Tsinandali(ツィナンダリ) | 白 | ルカツィテリ+ムツヴァネの辛口ブレンド。 |
| Tvishi(トヴィシ) | 白・セミスイート | ツォリコウリ主体。柔らかく芳醇。 |
🏛️ ワイン法(PDO/PGI)
| 区分 | 内容 |
|---|
| PDO(Protected Designation of Origin) | 原産地呼称保護ワイン(約20産地登録) |
| PGI(Protected Geographical Indication) | 地理的表示付きワイン |
| Non-GI / Table Wine | 一般ワイン |
代表的PDO:
- Tsinandali(白)
- Mukuzani(赤・サペラヴィ)
- Kindzmarauli(甘口赤)
- Khvanchkara(甘口赤)
- Ateni(スパークリング)
🧪 ブラインドテイスティングの特徴
| タイプ | 外観 | 香り | 味わい |
|---|
| サペラヴィ(赤) | 黒紫色 | ブラックベリー・スパイス・土・鉄 | タンニン強く酸高い、長い余韻 |
| ルカツィテリ(白) | 濃い黄金~オレンジ | 蜂蜜・ドライフルーツ・ハーブ | しっかりタンニン、ドライ |
| クヴェヴリ白 | アンバー色 | 酸化的・ナッツ・紅茶・スパイス | 厚み・渋み・ミネラル感強い |
🌿 ジョージアワインの特徴まとめ
- 世界最古のワイン文化(約8000年前)
- 伝統製法:クヴェヴリ(甕仕込み)
- 代表白:ルカツィテリ(Rkatsiteli)
- 代表赤:サペラヴィ(Saperavi)
- 代表産地:カヘティ地方(Kakheti)
- 甘口有名:キンズマラウリ/クヴァンチカラ
- 特徴:高酸・自然酵母・オレンジ色の白・タンニンあり
🧠 試験対策チェックポイント
✅ 世界最古のワイン発祥国(クヴェヴリ製法)
✅ クヴェヴリ製法=地中埋甕で果皮発酵
✅ 主要産地=カヘティ地方
✅ 主要品種=ルカツィテリ(白)/サペラヴィ(赤)
✅ 有名ワイン=ツィナンダリ(白)、ムクザニ(赤)、キンズマラウリ(甘口)
✅ 甘口赤=クヴァンチカラ
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