イタリアワイン全体像(試験頻出ポイントまとめ)

1. 基本情報

  • ワイン生産量世界1位か2位(フランスと毎年競っている)
  • 20州すべてでワインを造っている(=州ごとに特徴がある)
  • 地域性が強く、土着品種の数は世界最多クラス(500品種以上)

👉 試験では「州」と「DOCG」の対応関係を押さえることが重要。


2. ワイン法(呼称制度)

  • DOCG(保証付き統制原産地呼称)
    最上位、厳しい品質規定(例:バローロ、ブルネッロ)
  • DOC(統制原産地呼称)
    産地・品種・醸造法などを規定
  • IGT(地理的表示付きワイン)
    柔軟な規定、スーパータスカンも含まれる
  • Vino(地酒・テーブルワイン)
    最下位カテゴリー

👉 DOCG・DOCの数や、代表的な産地の格上げは毎年チェックされやすい。


3. 代表的な州と頻出ワイン

ピエモンテ州

  • ネッビオーロ主体(バローロ、バルバレスコ)
  • DOCGが最も多い州
  • スパークリング(アスティ)も有名

トスカーナ州

  • サンジョヴェーゼ主体
  • キャンティ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
  • IGT「スーパータスカン」も試験ポイント

ヴェネト州

  • 生産量が多く、アマローネ・プロセッコが有名
  • ソアーヴェ(白ワイン)も頻出

シチリア州

  • 地中海最大の島
  • ネロ・ダヴォラ、エトナのワインが注目される

ロンバルディア州

  • 高級スパークリング「フランチャコルタ」

フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州

  • 高品質な白ワイン(国際品種+土着品種)

4. 土着品種と国際品種

  • ネッビオーロ、サンジョヴェーゼ、ネロ・ダヴォラ → 暗記必須
  • 国際品種(カベルネ、メルロー、シャルドネ)とのブレンドも多い
  • 「土着品種+国際品種」の関係を問う問題がよく出る

5. 試験出題の鉄板

  • DOCGワインの産地と品種(バローロ=ピエモンテ=ネッビオーロ)
  • トスカーナのキャンティとブルネッロの違い
  • アマローネの製法(陰干し=アパッシメント)
  • プロセッコの製法(シャルマ方式=タンク内二次発酵)
  • スーパータスカン=IGTから始まった背景

6. 得点源にするポイント

  • ピエモンテ=バローロ・バルバレスコ
  • トスカーナ=キャンティ・ブルネッロ・スーパータスカン
  • ヴェネト=アマローネ・プロセッコ
  • ロンバルディア=フランチャコルタ
  • シチリア=ネロ・ダヴォラ・エトナ

👉 これを落とさなければ合格圏。細かいDOCGは余裕があれば追加で。

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